
ミルトン・フリードマンという名前は、経済を学んだことがある人なら、皆知ってるし、そうじゃなくても、新自由主義がどうのこうの言うときに出てくる名前なんで、まあ、聞いたこと位は誰にもあるってトコじゃないですかね。
先週上海に行った帰りの船で知り合ったフィンランド人の女性も(チョーかわいい)、私が『資本主義と自由』を読んでいたのを取り上げて、フリードマンの名前は知っていると言ってました。
結構読んでみると、フツーです。難しくない。それ、マジッ?って意見もありますが、まともです。
どこがその辺のヘッポコ論者と異なるのか。多分、徹底した理解、徹底した議論、徹底した説明、ということでしょうな。高橋洋一さんが解説を書かれていて、フリードマンは議論がメチャ強くて決して負けなかった、同業者から疎まれるくらい強かったそうです。本書を読むとなんとなくそれがわかるし、時代を経てみて、結局、フリードマンが正しかったと思える点は多々ある、って感じじゃないでしょうか。
最近、金融危機が来て、新自由主義への反省みたいなコトも言われていて、もうフリードマンはアカン、みたいな暴論から、修正すべきだみたいなテキトーなハナシまで、経済評論やコメントにも変な枕がつくようになって来て、オイオイ、ホンマか、と突っ込みたいトコですな。
とすれば実際に読まねばならぬ、ってわけで『資本主義と自由』です。
で、まあ、読んでもすぐ忘れるということもあるんで、ちょっとメモ代わりに、ネタとして覚えておくとよさげなハナシを原典に即してここで書いて行こうかと思います。
他には、アダムスミス、孫文、ケインズなんかを考えてますが、ケインズはちょっと、とっつきにく過ぎるのででやめるかも。
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