高橋洋一本、最新刊。
対談形式。本書でも、日銀の金融政策が批判されている。著者は財務省出身者ですが、財務省のこともコテンパンにやっつけているので、だから日銀批判をしているというのはあたらないんでしょうが。
本書で一貫して批判されるのは、日銀、お役人、マスコミの不勉強なり、自分の利益だけを考えていること、事なかれ主義が過ぎて全体としてみると大きな損失となっていること、それを糊塗するにあたっての汚いやり口、あたりでしょうか。
重要政策を決めるにあたり、十分な理論的な検討、議論がなされるよりは、自分にとって利益かどうか、数人が談合して決める、みたいなことですかね。データや理論はそちらにあわせて適当に作られる。それを暴くにもマスコミも学者も飼いならされていて・・・、という構図です。
気楽に読めて、面白い。アハハ、そうなんだろうな、というのが感想。
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